管理栄養士が選ぶ!ムース食に向いている食材&料理ランキング(その2)

管理栄養士が選ぶ!ムース食に向いている食材&料理ランキング(その2)

監修:管理栄養士 髙﨑 美幸 先生
制作・編集:メディバンクス株式会社

3.ムース食づくりに活かせる調理の工夫


おいしくて安全なムース食を作るために

ムース食に適した食材や料理を知って、さっそくチャレンジしたいと思った方へ、おいしく安全なムース食をつくれるヒントをお教えします。
基本の作り方はこちらをご覧ください。

ヒント1 見た目で「食べたい」を引き出す工夫をする

まずは見た目から、食事のスタートとなる「食べたい気持ち」を引き出しましょう。そのためには、次のようなことが大切です。

●彩りに気をつける
トマトやほうれん草をそれだけでムース食にすると、とてもきれいな色に仕上がり、食欲をそそります。また、食事の見守りができる状況なら、実際に食べなくても彩りを添えることを目的としてパセリなどを飾りに添えてもよいでしょう。


●型抜きで、魚や肉の形に近づける
型抜きを使うと簡単に形づくれます。さらに見た目を工夫したい場合は、例えば、鮭のムースなら別に焼いた鮭の皮を乗せてあげると、皮は食べられませんが、見た目は焼き鮭により近くなります。

●器にも気をつかう
料理が映える器を選んだり、夏は涼しげなガラス、冬は温もりのある陶器を使うなどして季節感を演出したり、工夫してみてください。

ヒント2 “満足感”をプラスする

ただ食べるだけでなく、笑顔が見られるように、要介護者が満足するようなプラスアルファを心がけましょう。

●風味づけ
味と香りは、食材本来の味を活かした調味(出汁やお粥ゼリーの素など)、香りづけ(スパイスなど)で工夫しましょう。栄養価をアップしたい場合は、加水材料に水でなく牛乳や経腸栄養剤(人工濃厚流動食)を使う方法もあります。


●家族と同じメニューを取り入れる
要介護者にとっては、自分だけ別のものを食べていると満足感が低くなりがちです。家族が肉じゃがを食べるなら肉じゃがのムース食を作るなどして、みんなと同じメニューをいただけば満足感が高まります。また、洋食にはムース料理もありますから、家族みんなで同じムース食をいただくのも良い方法です。

ヒント3 たまにはアレンジレシピも

味を変化させたい場合は、ソースを活用するのが一番です。和風、洋風、中華風と種類は無数に作れます。ハンバーグにチーズソース、魚のムニエルにトマトソースをかけるなど工夫してみましょう。

ヒント4 市販品を活用する

それでも、「うまく作れない」「時間がとれない」など、ムース食を食べてもらいたくても作れない人は、〈エバースマイル〉ブランドなど市販品を活用してみてはいかがでしょう。全部を市販品にしなくても、まずは一品から始めてみてください。

ムース食は「噛む力」「飲み込む力」が低下した人にとって、食べる楽しみを与えてくれる食事形態のひとつです。今回のランキングをヒントに、「おいしい・作りやすい・見た目もきれい」と、三拍子揃ったムース食を完成させることができれば、作る人も食べる人もきっと笑顔になることでしょう。

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