はじめての手作りムース食(その1)
はじめての手作りムース食(その1)
~まずはここから、基本のレシピ~
監修:管理栄養士 伊藤
清世 先生
制作・編集:メディバンクス株式会社
「ムース食って何?」「冷たいスイーツのことですか?」。聞き慣れないムース食という言葉に、みなさんいろいろなイメージをお持ちのようです。
市販のムース食にもいろいろなものがありますが、実はムース食は家で手作りすることができます。
また、スイーツのムースと違い、常温もしくは温かい状態で食べることができます。今回は、ご家庭でできるムース食の基本的な作り方のノウハウ、必要な道具や材料について簡単にご紹介します。
1.まずはここから!ムース食作りの基本
ムース食作りに必要な道具と材料
食品をムース状にするには「すりつぶして、かためる」という過程が必要です。台所にある一般的な調理器具でも作れるのですが、あるとより便利な道具についてご紹介します。
●必要な道具
・すり鉢 ・裏ごし器 ・温度計 ・ヘラ
・ブレンダー、フードプロセッサー、ミキサーなど


●必要な材料
・ゲル化剤(※)、とろみ剤 ・お好みの食材
※食品をゼリー状やムース状に固めるための食品添加物。
Point! 食材選びはなめらかになりやすいものを
・生の食材よりも加熱した食材(例:りんごのコンポート、茹で大根)
・繊維質のものやかみ切りにくいものは避ける(もやしやえのき、貝類など)
ムース食作りの基本的な手順
細かい作り方は料理によって異なるので、ここではほとんどのムース食に共通した大まかな手順とポイントをご紹介します。
①材料の計量(飲料または食材、だし汁、ゲル化剤など)。
②飲料または食品とゲル化剤を、すり鉢、ミキサー、ブレンダー等で撹拌する。
③②を加熱容器(鍋など)に入れて、ヘラ等で混ぜながら適正温度まで加熱する。
④型に流し入れ、冷やして固める。(常温で固まるゲル化剤も多いので表示を確認しましょう)
Point! ミキサーでの撹拌はここに注意
・大きい食材は一口大程度に切る、魚の皮や骨は外す
・なめらかになるまで、十分に撹拌する
・食材の持つ水分も利用し、水分を入れすぎないようにする
ムース食の口当たりやかたさは人によって好みや食べやすさが違います。ゲル化剤、とろみ剤もメーカーによって個性があります。最初はうまくいかないこともあると思いますが、何度か作るうちに配合の割合やコツがつかめてきます。
調理や保存における衛生面での注意
ムース食作りにはいろいろな器具を使用するので、以下の点に注意しましょう。ムース食の保存についても以下を参考にしてください。
①器具はよく洗って乾かしてから使いましょう。特にミキサーやブレンダーなどの細かいパーツや刃は汚れが残りやすいので丁寧に洗いましょう。
②できあがったムース食は、蓋つきの保存容器やフリーザーバックなどに小分けし、料理名と調理日を記入して冷蔵庫で管理しましょう。
③常温で長時間放置せず、あら熱がとれたら冷蔵庫で保管しましょう。
④2日くらいで食べきれる量を作りましょう。
⑤冷凍保存が可能なゲル化剤もあります。購入時に確認しましょう。
2.おすすめムース食レシピ2選
焼き鮭
■材料
・調理済み焼き鮭 50g
・お湯またはだし汁 50㏄
・非加熱ゲル化剤 0.8~1.0g
■作り方
①鮭の皮と骨を取り除き、ほぐす。皮は最後に使うので取り置く。
②①に温かいだし汁を加え、ミキサーで滑らかになるまで攪拌する。
③②に非加熱ゲル化剤を加え、1分以上攪拌する。
④バットなどに流し入れ、ラップで切り身風に整形し、常温でかたさが安定するまで待つ。安定したら、皮を乗せて鮭の切り身風にする。

果物ゼリー
■材料
・みかんの缶詰※ 100g
・グラニュー糖 お好みで
・ゲル化剤 1.5g
※メロンやイチゴ、桃などお好きな果物で構いません
■作り方
①みかんの缶詰をミキサーにかけてなめらかにする。
②ゲル化剤を入れて1分以上攪拌する。かたまりが弱いときは30秒ほどおいて再攪拌する。③バットに流し入れ、整形する。


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