推薦者の声_菊谷先生
日本歯科大学 教授
日本歯科大学口腔リハビリテーション
多摩クリニック 院長
菊谷 武
我が国日本では、医療・介護の高度化などにより今後ますます超高齢社会になっていくと言われています。
高齢になってくると咀嚼機能や嚥下機能が低下し、今まで意識せず噛めたり、飲めていたものがうまくできなくなる場合があります。
更に症状が進行してくると誤嚥を起こしやすくなり、肺炎や窒息につながるケースも少なくありません。
特に誤嚥性肺炎では多くの方が亡くなっています。
この状態になりますと、食べ物は噛みやすく、飲み込みやすい食事に、飲み物はとろみ付けする事が必要になり、手軽に「おいしく食べる・飲む」ことができにくくなってきます。
また介護の現場は、病院・介護施設から在宅に移行することが予測されていますが、介護される方が満足いく食事を作ろうとすると、介護する側に精神的にも肉体的にもとても大きな負担になってしまいます。
「口から食べておいしさを感じる」ことは、人にとって幸せの1つと言っても過言ではありません。
今後の長寿命化社会、高齢化社会を楽しく生きていくには、自分ひとりで全てを賄うのではなく、市販商品をうまく活用することが大事だと考えています。
ムース食
市販されているキザミ食・ミキサー食・プリン状に再形成されたムース食では、見た目も味も食事として楽しめないと敬遠される方もいらっしゃいます。
「エバースマイル ムース食」は、素材ごとにムースになっていることで、見た目は勿論、素材ごとの風味を楽しめる食事です。
また、常温保管できるカップ入りでそのまま食べられるので、洗い物も不要で外出時にも便利です。
この商品は、「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013(食事)」における「嚥下調整食3」に分類される食品ですが、あん(調味液)と一緒につぶすことで、よりやわらかくすることができるので、普段ミキサー食を召し上がっておられる方にも十分にお楽しみ頂ける商品だと思います。
とろみ飲料
人には水分が必要不可欠で、1日に1.5リットル程度の水分が必要とも言われていますが、特に高齢者は体内の水分が不足しがちで、よりこまめな水分補給が必要です。しかし、嚥下障害のある方にとって、水は最も誤嚥しやすく、飲み込みにくい食品です。
さらに、高齢者はのどの渇きに関する感覚が低下することと併せて、嚥下障害の症状が出てくると飲むことに億劫になり水分補給が不足しがちです。
嚥下機能の弱った方の誤嚥防止方法として、一般的にはとろみ調整材でとろみ付けを行うのですが、手間・時間がかかることや、商品ごとに力価(とろみの付き具合)が異なる為うまく作れず、実際に家庭ではあまり使われていないのが現状です。
特に今後、老老介護や独居高齢者が増えてくると、ますます在宅でのとろみ調整材の使用は難しくなってくるでしょう。
「エバースマイル とろみ飲料」は、はじめからとろみが調整されているので、キャップを開けてすぐに飲むことができ、再栓もできるので必要な分量ごとにこまめに飲むことができます。
とろみ具合は、「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013(とろみ)」における「薄いとろみ」に調整されておりますが、嚥下障害が軽度な方に加え、中程度の方まで使えると感じております。
是非一度お試し下さい。
※エバースマイルは噛みにくさや飲み込みにくさを感じる方のための介護食品(一般食品)です。
ムース食 : ユニバーサルデザインフード 舌でつぶせる に準拠
とろみ飲料:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2021(とろみ)早見表に準拠